なんにもわかっちゃいないとわかりました。

久しぶりに哲学書を読んでいる。
思えばこのブログでご紹介しているケン・ウィルバーの『インテグラル理論を体感する〜統合的成長のためのマインドフルネス論』も哲学書と言えなくもないか。


私は何を隠そう熊本大学文学部哲学科卒だ。現在の文学部には哲学科はなくなっていて、総合人間学科となっている。公認心理士の資格も取れるらしい。
時は流れていくんだな〜。


哲学科とはいえ、最初の「哲学概論」の講義でカントやヘーゲルが出てきた時点で迷子になった。

おもしろくなかった訳ではないけど、のめり込むほど刺激的ではなかった。

そんな中、どういう訳か対人恐怖症を公言する助教授と出会った。
その人は学生に見つめられる為か、震える手で「鬱」という字を書けることを自慢してた。

この人との出会いが今の私の仕事を決めたといってもいいんじゃないかと思う。

研究室で「先生、フロイトの言ってることはなんとなくわかるけど、じゃ、いったいどうすればいいの?って思ってしまうんです。」と訴えた。


先生は即座に答えてくれた。
「それじゃ、あなたはユングだよ。」


それが大学での次の出会いだったなー。ユングとの運命的な出会い。



そんな訳で私は分析心理学にのめり込み、哲学科だけど、いわゆる哲学の真ん中の道は通らずに卒業しちゃった感じが否めない。


ただでさえ、サークルの先輩に「哲学科です!」なんて言うと「就職する気ないでしょ?」って言われたりしてたな。



時を経て、心理学を細々と追求し続け、そして今また哲学に巡り合った。



どう考え
どう行動し
どう生きたらいいか?


何にもわからない世界で
必要なのは哲学だったんだ!
って思った。

だって、哲学は
人間ってなんだ?
生きるってなんだ?

をずーっと考えまくってる学問だからだ。


面白い。
すごく面白い。


人の心理。
社会の心理。
時代の心理。


さまざまな角度からの
歴史的な天才哲学者たちの主張を
わかりやすく
まとめ
語ってくれる
現代の天才哲学者による入門書。


まじでありがたい!


今、フーコーとかの本をいきなりは読めないもん。


読んでる途中だけど
この哲学との再会が嬉しくて
ついブログ書いてる。


頭の中の
歪な部分をぐいぐい
押し広げられてるような気分。


誰があー言った。
誰がこー言った。


それぞれがそれぞれに
美しい理論で。
どれもこれもが
全くもってその通りで。


ぐいぐい広げられるほど
あー私は何にもわかってないなーと思う。


何にも言葉にできないなーと思う。


言葉にできる。
言葉にする。
そのものがわかってないがゆえにできることなのだなと。

表現をもう少し優しくするならば
人間という有限な存在であるからこそ
言葉って道具を与えられたんだなと思う。


このコートの中では
こんなルールがあるから
それを守っている限りにおいては
何しても自由だよー!ってやつ。



って、わかってない私が
言葉を尽くして
ブログを書いてるのであります!
開き直りっす。



内容についての感想を
書ける自信は今のところないけど
読み終わった時に
なんらかの感覚が湧いてきたらまたご紹介します。


表紙にあるように
皆様にとって
「人生が変わる哲学」
になったら嬉しいので。


なんせ、今は哲学推しですから!

哲学科卒としてはそう思っちゃう。


では、続き読みます。
マルクスが登場してますよ〜。




今日もマニアックな文章をお読みいただきありがとうございます!

気づきのワーク*イマココ対話室

本当はわたしがわたしの1番の味方。 絶対に裏切らない味方。 だから大丈夫! ちょっとぽわっと力が抜けるような心と身体のためのワークとヨガをご提供。 人生という冒険の旅に必要なアイテムを手に入れるのは紛れもなくあなたご自身です。 そんなあなたの旅の仲間としてアイテムを手に入れて使えるようになるまでともに歩いて参りましょう。 さあ、出発!

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