可能性と二律背反

私が生まれる少し前
1970年に出版されて
50年以上を経ってるのに
いまだに色褪せることなく
読み継がれている
名著。

カウンセラーを名乗るなら絶対読んでいた方がいいモノを今頃になって読んだ。


衝撃過ぎた。


これは特別な本だ。
明らかに
数々の臨床心理を語る学術書とは
一味も二味も違う。
そんな読んでる訳じゃないけど。

特別と言われるのが
わかる気がした。


なぜか?


それは
「可能性と二律背反が描かれているからだ」と
ユング派の心理療法家の大塚紳一郎先生はおっしゃいます。


「可能性と二律背反」

ここで長々と説明するのは難しいのでご興味のある方はぜひ読んでいただきたいのですけれど。


とってもとっても簡単に言うと


良いのか悪いのか
良かったのか悪かったのか
はっきり言えねぇ!

ズバリ、そうでしょう!

が、ない。


と言うことをズバリ書いてある。



〜だけど
だからって、〜だし
そうは言っても〜かもしれないし
〜だが、しかし、、、


って。



カウンセリングって
煮え切らないものものなんだよなぁ、、、





って、理論で押し倒す気なんか
毛頭なくて
リアルにリアルを重ねた
まさに
「実際問題」が語られておりました。




河合隼雄先生。
やっぱり好き。



そりゃ、もちろんバッサバッサと
ハタから見れば
解決していくようなカウンセリングの事例を多数お持ちですけれど




それは
「可能性と二律背反」をベースに置いた
先生ご自身を箱庭に入れて
すったもんだと
動きまくっているのを
箱庭の外から
自覚して見つめている
先生ご自身がいらっしゃったからこその
実績なのだろうなと
読後、深いため息が出ましたとも。




大変だ〜。
カウンセリングって。
苦しいものなの。
そんな簡単にいかないものなの。



そんな葛藤がつきまとっていた私にとって
小さな希望となる1冊でございました。




宝物だなぁ。

そんで、やっぱりユングが好き!とも思いました。
また、いろいろ読んでみたいと思います。

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