人が成長する、発達するとは「超えて含む」ことだとケン・ウィルバーは言いました。
そしてその発達は一つの側面からのみ語られるものではなく、大きく分けて4つの側面からぐるっと包括的に考えるべきだよね。って。
よくよく考えたら、しごく真っ当なことをおっしゃられているのに、ついつい私たちはいつの間にかたった一本道をだーーーっと登っていきたくなるよね。ぐるぐる登っていきたくない。あわてんぼさん。
で、前回はその4つの側面をご紹介しました。
今回は そのうちの一つの側面をもうちょっと詳しく理解したいと思います。
その側面の名前をウィルバーはグローイングアップと呼びました。まさに発達段階のことです。
なんの発達か?
意識のことだと思われます。ちゃんとした定義はされているのかしら?
私の思うところ、たぶん自意識のこと。自我と呼んでも差し支えないのではないかと思う。
異論、反論あるかもしれないけど
私たちは自我を成長させてきて現在に至っている。
その自我の成長の原動力となっているのが欲求。
紛れもなく、欲求。
すべてにおいて、私たちのベースには欲求がありますねん。
マズローさんはそういって欲求を5段階くらいでまとめました。ウィルバーさんもたいていそれに追従している感じです。もちろん、他の発達理論もすべて網羅する形でのインテグラル理論ではありますが。
参考までに、マズローさんの欲求段階を名前だけご紹介します。
『マズローの5段階欲求』
①生理的欲求
②安全欲求
③所属欲求
④承認欲求
⑤自己実現欲求
主に5段階。それに⑥自己超越欲求も加えられたりします。ウィルバーさんはこの⑥段階も完全に含めた感じで理論だてています。
各段階の詳細はウィルバーさんのグローイングアップを説明していくとおのずとわかってきます。
では、やってみますね。
『グローイングアップ』
①古代的段階
②呪術的(部族的)段階
③呪術ー神話的段階
④神話的ないし伝統的段階
⑤合理的ないし近代的段階
⑥多元的ないし後ー近代的段階
⑦統合的段階
⑧超ー統合的段階
8段階もあるんかい?!
しかも全く想像つかない言葉だらけ!
ここで、いかに私が無謀なチャレンジをしていることに気づいていただけたと思います。
ただ、私が理解を深めたい!ただその一心です。
ヘンタイな趣味です。
今回は①古代的段階を説明して終わります。も少し、お付き合いくださいませ。
想像していただけると思いますが生まれてから1歳未満の赤ちゃんの自我です。
自分と自分以外という認識がありません。
全部自分。
食べたい、飲みたい
眠りたい
気持ちよくいたい・・・などなど
だけ。
マズローさんの生理的欲求の段階と同じです。
非常にMAX自己愛的、自己中心的。
なんといっても世界は自分のみなのですから。
いいおばしゃんの私はきっとこの段階はクリアしてるはず。
たいていの人はクリアしてるとウィルバーも言ってくれています、が。
例えば、「食べたくて食べたくてたまらない!」という抑えきれない衝動がわいたり、反対に食べることそのものを抑圧していたりという反応をすることがある。
そんな反応をウィルバーは「中毒」と「アレルギー」と呼んでいます。これに関してはここでは詳しい説明は避けます。また発達の別の側面が関わってきますので。いつか。また。
少しそれましたが、この①古代的段階は理解しやすいですね!
今回は私って成長したんだわ〜って満足しながら終わりたいと思います。
次回は②呪術的段階の説明をしますね!
今日も読んでいただきありがとうございます♡
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