中二長男、現在絶賛ニキビ中。
中学に入った途端、ニキビがばばばーっとできました。
最初はね、ドラッグストアの洗顔料や塗り薬を使ってました。思春期だから仕方ないって。
「今は仕方ないから、どーんと私がかまえていよう」
って、何も言わずに耐えていたのです。
本人も気にしているだろうから私にとやかく言われたくなかろうと。
でもね、ほぼ良くならないのですよ。
むしろ悪くなる。
茶色いカサブタのようなものがいっぱい頬にくっついてる訳ですよ。
正直、汚い(ように見える)。
小6次男もお構いなしに指摘する。
長男、さすがに「うるさい!」と怒ります。
私が我慢できなくなりました。
このカサブタみないなの、何?
得意のネットで調べてもわかんなくて、もうお手上げ。
皮膚科を受診しました。
診察を受けてビックリ!!!
脂肪分が固まって表面にくっついている、ということでした。
「ニキビ用の洗顔料で1日2回洗ってる?」
「ハイ」
「ちょっと洗い方が優しすぎるみたい」
「⁉️」
「強く擦りすぎるのも良くないけど、もう少し力を入れないと汚れや皮脂が落ちないよ?」
なーんだ!
ゴシゴシ洗ったらダメよ!と確かに私は言いましたさ。
だけどそんなに忠実に優しく優しく洗っていたなんて!汚れを落とせないくらいに!?
普通はさ、力入れすぎちゃうもんじゃないの!?
なんて素直で可愛いやつなんだ❣️
なんかね、すごくすごくホッとしました。
どうすればいいのかわかんなかったし、彼のほっぺで何が起きているのかもわかんなかった。
そして、それと同時に私の心の中で本当は起こっていた恐怖にフタをして、平気なふりをして、わかんないようにしていた。
まず、もう自分の心のフタを開けました。
恐怖がいっぱい入ってました。
ニキビ
彼が本当はすごく嫌がっていて、深く悩んでいるのではないか?
お友達にからかわれたり、嫌われたりするのではないか?
もっとひどくなるのではないか?
そもそもニキビではないのではないか?
出てくる、出てくる。
本当は心の中にあって、出てきたものを見てみて、もう手に負えないなら誰かに助けてって言えるよね。
そしたら、助けてもらえるのね。
私が心のフタをしていたから、彼のほっぺでも皮脂のフタができていたのね。
そして
私がそのフタを開けたので、きっとほっぺのフタもとれていき、肝心のニキビのお薬も効果を発揮するようになるのでしょうね。
ほんとは何一つ戦う必要はなかった。
ほんとのほんとのところでは「怖がる必要はない」ってことになるんだけど
「怖がる必要はない」という概念に無理矢理自分の心を寄せようとして、結果、戦っていたことに気づきました。
恐怖を克服するのは非常に難しいです。
あるものをないようにするのは、単に誤魔化したり、麻痺させたりしていることに過ぎません。
なので、今の私にできることは恐怖を克服することではなく、自分の中にある恐怖に抵抗したり、戦わずにいることだと思いました。
その方が楽チン。
自然な流れなのでサラサラしています。力を使いません。ただ怖っがていればいいのですから。
怖いことに、抵抗し、誤魔化すことの方が何倍もエネルギーを使うような気がします。
ただ、そうやる事が当たり前のように慣れているのでついやってますけどね。
そう、今回のようにね。
なんてことない日常の中に、こっそり忍ばせてあります。
まるで宝物です。
宝物を見つけた時がまさに奇跡です。
奇跡とは気づきです。
気づきとは今ここのあるがままの純粋な感覚です。
純度が上がれば上がるほど輝きを増していきます。
きっと光に包まれているような感覚にすらなるでしょう。
固く閉じたそのフタを開けると光り輝く宝物が見えるのです。
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