「朗読者」読了。
いつ買ったのか。
どんなことを期待して買ったのか。
しかも、1度は読んだのか。
もしかして母の遺品の中にあったものなのか。
全く記憶にないのですが
今このタイミングでこの物語に出会ったのも
何かの
優しい何かの計らいとしか思えません。
恋愛だけでもなく
ホロコーストという歴史を振り返りながら
法律という学問的なカテゴリーを含み超えつつ
罪と恥という
哲学的、あるいは心理学的なテーゼを
深く深く追究するような。。。
一言で言おうとすればするほど
わけわからん感じになるーーー!
データ量多すぎて
1回読むだけじゃ私の手には負えません。
さすが、大学のゼミのテキストとして使われたりしているという本書。テーマは多岐に渡り、それぞれに深い。
ただ、ちょうど私の関心は
「罪と恥」
にまっしぐらに向いていたので
ものすごく興味深く読むことができました。
私の心理学的な学びの師匠の1人が言っていたのを時々思い出します。
「心理学やカウンセリングの本を読むより、小説を読む方が実際のカウンセリングではよっぽど役に立つ。だから、たくさん小説を読めよ!」
小説や物語を読んで、ドキドキしたり、ハラハラしたり、号泣したり。
心を動かすたびに、私も登場人物たちと同じように心理的体験をしているもんね。
話逸れたけど。
「罪と恥」
「私、悪いことしちゃったー!!!」
って時と
「私、めちゃくちゃ恥ずかしいことしてた!」
って時と
どっちが悶絶するくらい辛いですか?
あるいは
「恥をかくくらいだったら、悪者にだってなれる!」
って行動するか
「罪人扱いされるくらいだったら、恥ずかしい目にあってもいい!」
って考えるか。
マンガやドラマであるような?
いじめっ子たちに
学校で裸になるか万引きしてくるか選べよー
とか言われてるみたいな??
絶妙ないい例えが思いつかんけど。
あー、なんか自分で書いてて選べなくて辛くなってきた。
私の弱点
「罪と恥」
みんなみんな抱えてるんだよね。
それぞれが
それぞれに。
本人が本人にしかわからない形で隠し持ってる。
自分が自分のこと責めてるのは分かっていたけど
それに
恥という概念が加わったことで
さらに自分をもっと労ってもいいのではないかと思えるようになりました。
「罪と恥」という点についての実体験をともなった考察はこれからもクライアントさんや受講生の皆様と一緒に深めていきたいなと思います。
また、なにか気づきがあったらこちらにてシェアしますね!
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