前回『大人になる①』の続きです。
人は大人になるにつれ欲求が変化してきます。
逆に言えば、今どんな欲求にしたがって行動しているかを観察してみれば、自分がどれだけ成長しているか?成熟した大人へと近づいているかってことがある程度つかめるのではないかと。
身体だけは老化していくけどね、自我はそうとんとん拍子に成長していかんものですな。。。
おっと、しみじみしている場合ではない。
グローイングアップの次の段階を見ていきましょう!
②呪術的(部族的)段階
子どもの1歳半から3、4歳くらいの意識。①の古代的段階においては「オレが世界で、世界がオレでだ!文句あるか!?腹へった!なんかくれ!」みたいな感じでした。
世界が口で、オレごと口で腹へった!ってなってる。
それが、この呪術的段階になると
「オレは食べたいけど、お前も食べたい。。。?」
なんて、オレとお前という分離が起きて、区別がつきはじめるんだそうです。
しかもこのオレ様ってばとても衝動的。今しか見えない。
今、食べたいの!今!ってやつ。
そしてその衝動的欲求はたいてい叶えられるでしょ?
泣けばミルクがすぐ飛んでくる。魔法みたいに。
我が子を思い出すのが。
テーブルに座ってスプーンを落とすの。
拾ってあげるじゃん?
また、落とす。
拾う。
落とす。
拾う。
それはそれは楽しい魔法!
どんな願望も魔法のように叶えられると信じている段階なので。
ん?
そうです。もしかしたらお気づきでしょうか?
この呪術的(部族的)段階で表れる欲求は
「特別な存在でありたい」
「自分の力を拡大したい」
という自己中心的なものとなります。
さらにウィルバーは最近の「スピリチュアル」と言われている様々なアプローチはこれらの
「特別な存在でありたい」
「自分の力を拡大したい」
という私たちの中にある欲求に訴えかけてくると言います。
もちろんウィルバーは本物のサイキックな能力を否定している訳ではなく、それとこの段階の欲求に囚われた能力とは大きく違う、と言っているだけです。
だから
私たちが願っていることの背後に
「自分自身が栄光や成功を手にすること」
「自分自身が他の人に打ち勝つこと」
が隠れているとしたら
それはこの段階の名残りなのですね。
いやはや。
幼子の段階とは。
耳が痛いっすね。
ところが、逆に。
「スピリチュアルなんか大嫌いだ!」っていう必要以上に拒否反応を示しちゃうこともあります。
前の私もそうだった。
魔法の様な力で願望を叶えてきた、幼い頃の私を拒絶することになってしまいます。
今の現実的な自分自身の力しか信じられねえ!科学で証明してみせろ!みたいな?
それはそれで、「スピリチュアル大好き!」って言ってるのと同じくらいに自分の中で反応してるってことだから、覚えておいてね!ってウィルバーさんに指摘されました。
まったく油断も隙もありゃしない。
そつがないのね、ウィルバーさん。
②呪術的(部族的)段階のまとめはこんな感じになります。
いかがでしたでしょうか?
楽しんでくれたら嬉しいです!
私には皆様を魔法の様に楽しませる力がある!なんてね♡
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