さて、今回はグローイングアップの7段階目です。
ウィルバーさんはこの段階を「現代の人間が無理なく到達することのできる最も高次の段階であると思われます。」って。わお!楽しみ。
では早速参りましょう。
おさらいはコチラ→「大人になる⑥」
⑦統合的段階
ここにきて、研究者たちは気づき始めた。
「これまでとは全く異なる種類、異質な意識が出現しつつある」ことに。
なにが異質なのでしょう?
視点の違いとしか思いつかないです。
前回はドバイの「ブルジュ・ハリファ」って言いましたけど、それとはレベルが違う視点です。
高けりゃいいってもんでもありません。
上から地上を行き交う人々や建物や山河なんかを眺めている感じではなく、その眺めている人々や建物や山河がどのように目の前に現れているのか、過程や歴史や仕組みなどを重視するのです。
高いところばかりではなく、時にはその対象にぐっと近づいていき、かつ見えてない中身まで見透かすような、そんな視点。
これまでの段階ではそれぞれの段階でそれぞれの正義があり、自分達の正義こそが世界で唯一正しい真実であって、他の段階は間違っていて、子供じみているものでしかないと信じこんでいた。
ところが、この統合的段階においては
間違っていようと、子供じみていようと全ての段階の全ての正義は重要な役割を果たしているよね?
これまでのプロセスも一つ残らずまるっと大事なんだ!
どんな考え方も
どんな民族も
どんな文化も
どんな産業も
全部のモノゴトの間にはあらゆるつながりがあって、全てがお互いに深く深くつながり合っているんだ!
という視点で世界を見たいと思う。
「全体的であることを動機として活動する」ようになる段階となると、ウィルバーさんは言います。
これが、マズローさんの言った
自尊心の欲求(承認欲求)から、自己実現の欲求へと進化したものと同じ位置付けになります。
以下少し引用します。
「個としての本質をもっと実現したいという欲求であり、あらゆる種類の驚くべき潜在能力が開花するようになります。創造性が増大し、意識が拡大し、もっと多くのものを包含できるようになり、もっと多くの愛と気遣いを表現できるようになるのです。」
意識の変容が起こり、愛をもって大活躍できるようになるんですって!!!
忘れていただいたら困るのですけど
これは意識の成長段階を述べていますよね。グローイングアップというウィルバーさんの理論。
なので、この段階は遅かれ早かれ誰でも進んでいける段階なのです。ひとり残らず、ですよ。
勇気でてきませんか?
ウィルバーさん優しい〜!
このまるっと包んでくれるような抱擁されるような理論が大好きだ〜!
さて、次回が一応グローイングアップの最終段階です。これ以上どうなっちゃうの!?
お楽しみに!
今日もお読みいただきありがとうございました。
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